あっという間にゴールデンウィークが終わって、今日は母の日です。毎年母の日に息子から届くカードには「母の日、おめでとう❣️」と書かれています。
「ありがとう」ではなくて「おめでとう」なのです。
幼い頃からずっとずっとそうなんです〜笑笑。
どうやら「僕が生まれたから、おかあさんになったでしょ!」
ということらしいのです。まっそうね〜と思っている私です。
さてさて、今日はヤマハグレード7級の左手の和音(カデンツ)のお話です。
前回ヤマハ5級グレードのお話をしましたが、
学習者グレードを取得していない生徒さんのグレードレッスンは、
ヤマハピアノグレード7級の内容からスタートします。
つまり、この7級の和音が大きな鍵なのです。
私の教室では、それぞれがグレードのノートを持っています。
9級からのスケールや、カデンツ自分で書いてそしてひきます。
ヤマハの初見の左手には、ある程度決まった和音の進行があります。
9級では、和音の基本形、ハ長調だと
『ドミソ』→ 『ドファラ』→『シファソ』→『ドミソ』 ですね。
5度は、『シレソ』よりは、セブンスコードの『シファソ』を用いる事が多いですね。
8級になると、この9級の基本形に、終止形のカデンツが加わります。
『シファソ』を転回させて、『ソシファ』→『ドミ(ソ)』で終止します。
ブルグミュラーの曲にもよく使われています。
さてさて、7級になると〜、8級で学習した『終止形カデンツ』の前に、
もう少し和音を足して、長いカデンツをつくります。
一番最初にマスターしたいカデンツは、
『ドミソ』→『ファラド』→『ソドミ』→『ソシファ』→ドミ(ソ)』 です。
これが弾けたら、最初の『ドミソ』を転回させて『ミソド』にして、
『ミソド』→『ファラド』→『ソドミ』→『ソシファ』→『ドミ(そ)』。
この2つが弾けるようになったら2つめの和音『ファラド』を『ファラレ』に変えて
カデンツを弾きます。『ファラレ』は、『2の和音の転回形』です。
ここまで弾けたら7級のAコースの初見練習書を使って、練習します。
全ての曲が、このカデンツに当てはまるわけではありませんが、
このカデンツをマスターすることで、初見も楽に弾けることは確かなようです。
今日は、ハ長調のみのお話しですが、これを♯、♭3つまでの
長調と短調で弾けるようにするのですが…、
ウーン、♯3つの短調となると〜『嬰へ短調』(^_^;) 難しいですよね(^_^;)。
このカデンツがマスター出来ると、曲に伴奏をつけた時に
ちょいとオシャレな響きに聞こえる❣️魔法の和音です。