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日別アーカイブ: 2023年3月19日

♡春ですね〜♡

今日の日曜日、朝からとってもいいお天気で、ピッカピカの春の一日でした。

 

「春あけぼの。ようようしろく なりゆく、

山ぎは すこし あかりて、 むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる」

清少納言の『枕草子』の冒頭です。私は、この気持ちのいい音のリズムが大好きです。

ウーン、というよりは、私は、清少納言の自信満々な言いっぷりがすきです。

「好きなものは好き!嫌いなものは嫌い!そう言って何がいけないの?」

と、笑って問いかけてくるような、天真爛漫な彼女が好きです。

 

そんなわけで、3月のお教室には、

☆『声に出すことばえほん 春はあけぼの』が一番目のつくところに置いてあります。

 

そこから少し離れた所に、この時期に必ず置く一冊の絵本があります。

☆『かぜのでんわ 』という絵本です。

以前にも、ご紹介したことがあるかもしれません。

いもとようこ先生の柔らかなタッチで描かれたウサギさんが

赤い電話の受話器を耳にあてている表紙の絵本です。
やまのうえに 1だいのでんわが おいてありました。

だれがおいたのか わかりません。

でんわせんは つながっていませんが、いつも ぴかぴかに みがかれています。

『あえなくなったひとに 、じぶんのおもいをつたえると、

かならず そのひとにとどく…』と言われています。

文字が読めなくても、悲しくて途中で声に出せなくなっても、

絵が語ってくれる絵本です。思わずギュッとしたくなる絵本です。

 

私にも会えなくなってしまった最愛の人がいます。

二度と「既読」がつくことがないラインに話しかけることもあります。

でも…耳を澄ましていると、その人の声が聞こえてくる気がします。

「だいじょうぶだよ…」そういってくれる声が。

どこかで、目にすることがあったら、是非、是非開いてみてくださいね。